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(株)マックJJクラブの経営支援について [経営支援]

午前10時、山上企画に集合し、今回の個別相談事業の相談先(株)マックJJクラブへの訪問について事前の打ち合わせを行いう。主な相談内容は、販路拡大と人材確保についての支援ということである。
 午後11時、(株)マックJJクラブへ訪問し、工場を視察。(工場内の作業場は衛生上の関係から入ることはできず、窓越しに内部拝見しながら、社長の説明を受ける。)その後、従業員の休憩室で社長に話を伺う。
 会社は従業員20名(正社員5名パート15名)で、年商は平成26年2月決算で約158百万円、経常利益71万円、当期純利益▲83万円である。後継者はいない。
 主な業務は野菜のカット。人参、大根、玉ねぎ、ゴボウ、キャベツ等を業務用にカットし、野口観光や商社と取引をしている。その他、漬物、惣菜を製造しているが、売り上げのほとんどが、野菜のカットである。取引先は札幌、江別、北見など遠方もあり配送のコストも重い。
もともと朝陽亭のみの取引で始めた。野菜のカットの他、肉じゃが等の惣菜も納入していた。現在も取引きが一番多いのが野口観光であるが、主に夏場の収益がほとんどで、それだけでは足りないので、スーパー、病院など幅を広げて取引をしていた。しかし、スーパーや病院では、予定との変更が多く、結果的にロスも増える。並びに商社やスーパー等は野菜の価格上昇に応じた取引をしてもらえないなどから、現在ではスーパーや病院との取引はやめた。野口観光は野菜の価格変動に対応した取引をしてくれるので助かっている。
 大手のカット業者が野菜の価格上昇なので倒産が相次ぎ、いろんな業者からカットの依頼はひっきりなしにあるものの、単価の問題とか採算の面で厳しい条件も多い。また。工場で働く人材の確保に苦慮しており、新たな取引を開始するだけの人員が足りていない。この、人員確保について聞いてみると、当町ではなかなか人材が集まらず、かと言って近郊市町村で募集をしても、結局遠方になり通勤の問題等で、人材が集まらないとこと。別の製造分野で知的障害者を雇用し収益を上げている工場もあるが、野菜のカットはそういう人たちでもできないか聞くと、野菜のカットでも取引の先の要望するカット形状等が様々な場合が多く、なかなかうまく稼働できない懸念があるとのこと。あと、地元でも人がいなく、近郊も難しいとなれば、中国人等の研修生を利用するのはどうかと提案もした。すると、この規模だと2・3人の受け入れが限度らしいので、そこまでしてやる気はなさそうであった。あと、若い年齢層がいないとなれば、定年後の高齢者を活用を考えてはと聞いたが、今も70歳ぐらいの従業員がいるが、その人は何年も働いて慣れているのでできるが、一日中水を使い、立ちっぱなしの仕事が慣れない高齢者にできるとは思えないとのことで中々前向きに検討できないようであった。
 12時になり昼休みになったため、決算書2期分を借り、訪問を終える。その後、昼食をとり、13時より山上企画で今後の検討をする。
 
仕入が売り上げの6割超なので高すぎないか?
工場内の工程や作業に無駄がないか?もっと効率を上げることができないか?
工場の様子が雑然としていてもっと整理整頓されるべきではないか?
従業員の勤務の管理はどうなっているか?
勤務表かシフト表みたいのがあるか?
工場長がいて、ちゃんと作業管理されてるか?
などを次回確認する方向で話し合われた。
3期分の決算書の分析と、一般的な食品加工の工程表を作成し、再度訪問し、特に工場内の効率的な作業改善やコスト削減について専門家の派遣も相談することにした。

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